今回の記事を書く目的・動機
仮想通貨の投資に興味を持ったのは、高い投資利益のリターンが出せるということからだった。株やFXの経験はない。半減期というバブルが今年2024年に来るということを漠然と知っていたので、今年から仮想通貨投資を始めた。半減期をなんとくなく知っている状態より、アウトプットとして整理化した方が理解が深まると思い今回の記事を書く。
記事で書きたいこと
◯ ビットコインの半減期とは?
◯ 半減期に価格が上がる流れ
◯ その他のコインへの影響
ビットコインの半減期とは?
ビットコインのマイニング報酬が半分になるイベントのこと。
今回の半減期でマイニング報酬は、6.25BTCから3.125BTCへと半減する。
マイニング
ビットコインは、マイニングという作業で発行することできる。
マイニングとは、ブロックチェーン上の取引を承認するために必要な難解な計算作業のことをいう。取引を承認することで新しいブロックを生成することができ、報酬を得ることができる。
取引の承認の流れ
ブロックチェーン上で取引があったときに、新しいデータを記録する必要がある。その新しいデータを格納する新しいブロックが必要。
ブロックには、これまでの①取引データと、②前のブロックのハッシュ値(計算式「ナッシュ関数」によって得られたデータを縮小した値)、③このブロックのナンス値(ナッシュ値を求めるためにナッシュ関数に代入する値)が格納される。
新しいブロックを生成するには、新しいブロック用の③ナンス値を見つけることが必要。
このナンス値を見つけるには、正しいナッシュ値になるナンス値を一つ一つ総当りでナッシュ関数という計算式に代入する必要があるため、膨大な計算量・電力がかかる。
無事、正しいナンス値が見つかればマイニングの成功。
=ブロックチェーン上の新しいブロックの生成
=取引の承認
4年に1回の半減期
半減期は、約4年に1回のイベントとなっており、今年2024年の4月20日に半減期がくると予想される。
なぜ4年ごとに半減期がくるのか。それは21万ブロックが生成されている時にマイニング報酬を下げると決められているから。
ビットコインの発行上限枚数は2100万BTCと決められている。21万ブロックの生成毎にマイニング報酬を下げることで、ビットコインの供給量を抑える仕組みとなっている。
今回は4回目の半減期。ビットコインの発行上限枚数に達するまでに33回の半減期が決められている。
現在は、10分弱で新しいブロックが生成されている。このペースでいくと、2140年にはすべてのブロックコイン2100万枚が発行されると予想されている。
半減期に価格が上がる流れ
半減期に仮想通貨バブルが来ると言われる。どうしてなのか。
半減期にマイニング報酬が下がることでマイナーのモチベーションが下がり、マイニング量が減る。
ビットコインの発行スピードが落ちることで、すぐに発行上限枚数(2100万BTC)に達することがなくなる。ビットコイン供給量が需要を大幅に上回ることがなくなる。よってビットコインの価値が安定していく。
半減期は、長期的なビットコインの価値を安定させるが、短期ではビットコインの供給量が減ることで需要が供給量に対して多くなる。人々がビットコインの希少性に気づき、ビットコインの価格が上昇する。
また価格が上昇すればそのナラティブ(語り)がネット、オフラインで伝播し、ますます人々をビットコインに熱狂させることになる。
前回の半減期(2020年)
前回の半減期(2020年5月11日)では、半減期後、時間が経過するにつれ、需要が高まりビットコインの価格が最高値を記録していく。
2020年5月11日 8,908.46ドル
↓8ヶ月4日後 ☆ 4.40倍
2021年1月15日 39,232.75ドル (当時最高値)
↓1ヶ月8日後 ☆ 1.46倍
2021年2月23日 57,669.30ドル(当時最高値)
半減期(2020年5月11日)から9ヶ月12日後(2021年2月23日)、ビットコインの価格は☆6.47倍になった。
今回の半減期(2024年)
2024年は半減期前に、ビットコイン現物ETFが上場するなどすでに盛り上がりを見せている。
コインポストによれば、2024年末までに125,000ドルに達するという予想や2025年半ばから後半にかけて170,000ドルに達するという有識者の見解を記事に載せている(現在2024年4月17日では1BTC=64.200ドル)。
ビットコインは現実的な価値を持たない仮想通貨のため元々、価格変動が大きい。半減期には、短期的な利益を求めるトレーダーが参加し、さらに価格変動が大きくなることが予想される。
またマイナー達が運営資金の確保のために、一部保有しているビットコインを売却する流れも予想され、売り圧が高まる(=価格が下落する)こともある。
その他のコインへの影響
これまでの半減期(2012年、2016年、2020年)ではビットコインやイーサリアム、また一部のアルトコインも価格が上がっている。
ビットコインの価格上昇にその他の仮想通貨も引っ張られることになる。
ビットコインの価格が上昇し、次にアルトコインの中でもトップのイーサリアムが上昇し、その他のアルトコインが上昇するという流れがある。
半減期でのビットコインへの需要の高まりは、その他のアルトコインまで伝播していく。
ドミナンスという指標を見ることでどのコインが上昇するタイミングかを予想することができる。
ドミナンスとは?
仮想通貨市場全体を占める割合のこと。
ドミナンスとは支配を意味する。
CoinMarketCapでドミナンスを見ることができる。 これでどのコインが市場を占めているかがわかる。
ビットコインは青色。青色が広がれば、ビットコインの仮想通貨市場内の占有率が大きいことを示す。図を見れば、青色の後には、緑色のイーサリアム、その他の通貨の占有率が大きくなるサイクルになっていることがわかる。
ドミナンス図を1年単位でみれば、徐々にビットコインのドミナンスが大きくなっていることがわかる。ビットコインの市場占有率の変化 2023年4月24日(45.93%)→ 2024年4月15日(54.09%)
ビットコインのドミナンスが大きくなれば、これからアルトコインのターンが徐々に近づいていることを予想できる。
記事を書いてみた感想
なんとなく知っているつもりだったビットコインの半減期が記事を書くことで自分なりに整理できた。
半減期でビットコインやその他アルトコインの価格上昇が予想されるので、私もその流れに乗りたいと思う。今回の半減期でのビットコインの価格上昇率は2-3倍と有識者が予想している。
アルトコインならビットコインよりも市場に広がっていないため価格変動率も大きくそれ以上の倍率を狙える。ビットコインよりも倍率の高いアルトコインに重点的に投資をする。
トレンドと需要がありそうな銘柄を押さえていきたい。