RWA(現実世界資産)銘柄が値上げしている。
理由として、大手資産運用会社のブラックロックがRWAトークン化ファンドの新設を発表したことと関連していきそうである。「ブラックロック米ドル機関投資家向けデジタル流動性ファンド」という投資商品にBUIDLというトークンが用いられる。
RWA(現実資産)がトークン化され、投資家が参入しやすくなることが予想される。
RWAの市場規模
米投資会社21.coよると、RWA市場は2030年までに10兆ドル規模になると予想されている。ボストン・コンサルティング・グループのレポートによれば、4兆ドル〜16兆ドル。
現在(3月26日)のCoingeckoによると、80億ドルである。いまから5-6年でRWA市場は1250倍ほど成長することが予想される。
RWAに対する私の考え
今年は、AI・Depinと並んで、RAWにも個人的に注目している。
私の個人的な思想(自由主義的・平等主義)にも関わってくるかもしれない。例えば、現実資産である不動産を投資対象として購入するには一部の限られた富裕層しか可能性が開かれていなかったが、庶民でも不動産がトークン化され、その一部を権利として購入することができるのなら、ワクワクする。
RAWのトークン化の流れは、これまでアクセスしにくかった資産にブロックチェーンによって透明性がうまれ、よりアクセスしやすくなるという点にありそうだ。
ただ疑問に思うところはある。わざわざトークン化する必要があるのかというところ、またどこまで権利として主張できるのかというところである。
分割化された土地をオンチェーン上(透明性があり、流動性がある状態)で権利を得ることできるトークンを持っていても、実際に土地の一部分を購入しているわけではないので、架空の権利を買っているような印象を受ける。
今年のトレンドとして、大手VC(Binance Labs、Coinbase Ventures)もあげているので市場が拡大するうちはトレンドにのってみることにする。
すでに金、ダイアモンドもトークン化されている。世の中のあらゆる現実資産がトークン化していきそうな感じがする。
気になっているRWA
Onde Finance (ONDE)
トークン化することで金融商品に容易にアクセス、管理が可能になる。
CoingeckoのRWAカテゴリで1位のトークン。現在2024年3月31日、1.03ドル。
トークン発行時2024年1月18日から順調に右肩上がり
Propbase (PROPS)
不動産のトークン化、管理ができる
Plume Network(Plume)
まだトークン未発行。
RWAプロジェクトのトークン化のプロセスを簡略化、RWAトークンの流動性(交換可能性)を高める