【2026年1月最新】銀行発ステーブルコイン「EURCV」がSWIFTと連携成功!国際送金の未来が変わる

仮想通貨
りっきー
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こんにちは、りっきーです。

今週(2026年1月15日)、欧州から仮想通貨業界を揺るがすビッグニュースが飛び込んできました!

フランスの大手銀行ソシエテ・ジェネラルが発行するステーブルコイン「EURCV」が、世界の銀行をつなぐSWIFT(スイフト)ネットワークとの連携テストに成功したんです。

「SWIFTって何?」「ステーブルコインは知ってるけど、何がすごいの?」という疑問をお持ちの方も多いはず。今回は初心者の方にもわかりやすく、この歴史的なニュースを解説していきます!

まずは基本:ステーブルコインって何?

ステーブルコインとは、価格が安定している仮想通貨のことです。

ビットコインは1日で10%以上値動きすることがありますよね。でもステーブルコインは、例えば「1USDT = 1ドル」のように、法定通貨(ドルやユーロ)と同じ価値を保つように設計されています。

代表的なステーブルコイン:

  • USDT(テザー):ドルに連動、時価総額約1,740億ドル
  • USDC(USDコイン):ドルに連動
  • EURCV(今回の主役!):ユーロに連動、時価総額約7,660万ドル

お買い物や送金に使いやすいので、仮想通貨の世界では「デジタル現金」として広く使われています。

EURCVの3つの特徴

1. 大手銀行が発行している(これが最大の特徴!)

EURCVは、フランスの大手銀行ソシエテ・ジェネラルの子会社「SG-FORGE」が2023年にイーサリアム上で発行しました。

何がすごいの?

  • テザー(USDT)やUSDCは民間の仮想通貨会社が発行
  • EURCVは伝統的な大手銀行が発行 = 信用度が段違い

たとえるなら、「個人商店の商品券」と「三菱UFJ銀行が発行した電子マネー」くらいの違いがあります。どちらが安心できるか、一目瞭然ですよね。

発行量と裏付け:

  • 現在約6,576万トークンが流通中
  • 1EURCV = 1ユーロで固定
  • ソシエテ・ジェネラルの口座に100%の準備金を保有
  • 準備金の内訳と評価額を毎日公式サイトで公開

2. 欧州の厳しいルール「MiCA」に完全準拠

EURCVは2024年7月1日、欧州の包括的な暗号資産規制「MiCA(Markets in Crypto-Assets)」に準拠する形で再編されました。

MiCA規制(ミカ規制)って何?

MiCAは、2022年のTerraUSD暴落のような悲劇を防ぐために作られた厳格なルールです。

① 100%の流動資産による準備金の保持を義務化

簡単に言うと: 「発行したステーブルコインと同じ金額分の、すぐ現金化できる資産を必ず持っておきなさい」というルールです。

たとえ話:

  • ❌ 悪い例:100枚の「1,000円商品券」を発行したのに、50,000円しか持っていない
  • ✅ 良い例:100枚発行したら、必ず100,000円分の現金や国債を銀行に預けておく

流動資産とは:

  • ✅ 現金、銀行預金、短期国債(すぐ売れる安全な債券)
  • ❌ 不動産(売るのに時間がかかる)、株式(価格が変動する)

② 定期的な監査報告の公開を要求

簡単に言うと: 「本当に100%の準備金を持っているか、第三者の専門家(監査人)にチェックしてもらって、その結果を定期的に公開しなさい」というルールです。

EURCVの場合:

  • 四半期ごとに外部監査人による検証
  • ブロックチェーンセキュリティ企業HACKenによるスマートコントラクト監査(2024年、2025年に実施)
  • フランス金融監督当局(ACPR)のライセンス取得
  • 準備金は分離口座で管理(SG-FORGEが倒産しても保護される)

これにより、過去にテザー(USDT)が抱えた「本当に準備金があるのか?」という疑惑が起きにくくなっています。

3. 複数のブロックチェーンで使える

EURCVは主にイーサリアムで発行されていますが、2024年9月にはソラナへの展開も発表されました。

さらに2025年第4四半期には、ステラネットワークへの統合も実施され、国境を越えたユーロ決済がより効率的になりました。

異なるブロックチェーンで使えることで、ユーザーは自分のニーズに合った環境を選べます。

今週のビッグニュース:SWIFTとの連携成功!(2026年1月15日)

SWIFTって何?

**SWIFT(国際銀行間通信協会)**は、世界中の銀行をつなぐメッセージングシステムです。

規模感:

  • 1日あたり約5,000万件のメッセージを処理
  • 200カ国以上11,000以上の金融機関が利用
  • 海外送金の裏側でほぼ必ず動いている「銀行の共通言語」

簡単に言うと、銀行同士がお金のやり取りをする時に使う「国際電話回線」のようなものです。

何がテストされたの?

実施主体:

  • SG-FORGE(ソシエテ・ジェネラルのブロックチェーン部門)
  • SWIFT
  • 複数の世界的な銀行(具体名は非公開)

実施内容: SG-FORGEとSWIFTは、EURCVステーブルコインを使ってトークン化された債券の決済をテストしました。このパイロットプログラムでは、債券のライフサイクル全体をカバーしました。

りっきー
りっきー

パイロットプログラムとは、本格的に始める前に小規模でテスト運用してみる実験プログラムのことだよ。

テストされた4つのステップ

1. 債券の発行(Issuance) ブロックチェーン上で新しい債券トークンを作成します。例えば「フランス国債100万ユーロ分」をデジタル化するイメージです。

2. DvP決済(Delivery versus Payment Settlement) 債券を買う人がEURCVで支払い、債券と代金を完全に同時に交換します。どちらかが失敗したら、両方自動的にキャンセルされる安全装置付きです。

DvPとは? 「Delivery versus Payment」の略で、「商品の引き渡し」と「お金の支払い」を同時に行う仕組みです。

  • メルカリの例:出品者が商品を発送 → 購入者が「受け取り確認」 → その瞬間に出品者にお金が振り込まれる
  • これと同じで、債券とお金が同時に交換されるので、「商品だけ渡してお金がもらえない」というリスクがゼロになります

3. 利払い(Coupon Payment) 債券の利息を定期的に支払います。例えば年2回、保有者にEURCVで自動送金されます。

4. 償還(Redemption) 債券の満期が来たら、元本を返済します。保有者にEURCVで全額返金されます。


重要なポイント: テストでは法定通貨(通常のユーロ)とEURCVの両方が使えることも確認されました。つまり、「従来の方法」と「新しいブロックチェーン方式」を同じシステムで使い分けられることが証明されたんです。

なぜこれがすごいの?

理由1:古いシステムと新しい技術の橋渡し

SWIFTは、ブロックチェーンネットワークと既存の決済システムの間のオーケストレーション層(調整役)として機能しました。

何がすごいの?

  • 銀行は今使っているSWIFT端末をそのまま使える
  • 新しいシステムを導入する必要がない
  • 裏側で自動的にブロックチェーン決済が実行される

たとえ話: 今使っているパソコンに新しいアプリをインストールするだけで、最新のVR機能が使えるようになった感じです。パソコンごと買い替える必要はありません。

実際、SWIFTのISO 20022規格(銀行が使う共通メッセージ形式)がそのまま使われました。銀行員は従来通りの操作をするだけで、裏側でブロックチェーン取引が完了します。

理由2:リスクがゼロになる「DvP決済」

従来の国際送金では、「お金を送ったのに商品が届かない」というリスクがありました。でもブロックチェーン技術を使えば、資産とお金の交換を完全に同時に行えます。どちらかが失敗すれば、両方とも自動的に元に戻る仕組みです。

これをアトミック決済(Atomic Settlement)と呼びます。「アトミック(原子的)」とは「分割できない」という意味で、取引が「全部成功」か「全部失敗」かのどちらかしかない状態を指します。

理由3:送金スピードが爆速に

  • 従来の国際送金:2〜3営業日かかる(T+2決済)
  • EURCVを使った送金数分で完了、24時間365日対応(T+0決済)

SWIFTのトークン化資産プロダクトリード、Thomas Dugauquier氏はこう述べています:

「SWIFTがマルチプラットフォームのトークン化資産取引を調整できることを証明することで、私たちは顧客が信頼を持ってデジタル資産を採用する道を切り開いています」

既存のステーブルコイン(USDT/USDC)との違い

比較項目EURCVUSDT/USDC
発行元大手銀行(ソシエテ・ジェネラル)民間企業
規制MiCA完全準拠地域により異なる
主な利用者機関投資家、企業、銀行個人トレーダー、DeFiユーザー
SWIFT連携可能(2026年実証済み)なし
準備金の透明性毎日公開、銀行監査レベル企業による定期レポート
時価総額約7,660万ドルUSDT: 約1,740億ドル
使用チェーンEthereum、Solana、Stellar多種多様なチェーン

簡単に言うと:

  • 個人で仮想通貨取引するなら → USDT/USDCで十分
  • 企業や機関投資家が大金を動かすなら → EURCVのような銀行系が安全

私たちの生活にどんな影響があるの?

1. 海外送金が安く、速くなる

従来の銀行送金:

  • 中継銀行(コルレス銀行)を経由
  • 手数料:数千円〜数万円
  • 着金:2〜3営業日

EURCVを使った送金:

  • 中継銀行が不要
  • 手数料:大幅削減
  • 着金:数分、24時間365日対応

特に頻繁に海外取引を行う貿易企業や、海外子会社を持つ企業にとっては大きなメリットです。

2. ヨーロッパ旅行・留学がもっと便利に

ユーロ圏に旅行や留学をする人にとって、EURCVは便利な「デジタルユーロ」として機能します。銀行よりも良いレートで両替できる可能性もあります。

実際、2025年10月にはスペインの取引所Bit2Meで個人向けに提供開始され、100ユーロ以上購入すると10ユーロのキャッシュバックキャンペーンも実施されました。

3. 自動支払いが可能に(プログラマブル・マネー)

EURCVはスマートコントラクトに組み込むことができます。

例:

  • 「商品が港に到着したら自動的に支払い」
  • 「毎月1日に家賃を自動送金」
  • 「ビットコインを担保に、EURCVで自動借入」

実際、2025年第4四半期には、分散型レンディングプラットフォームMorphoでEURCVが利用可能になり、ビットコイン(LBTC)やイーサリアムを担保にEURCVを借りることができるようになりました。

課題はないの?

もちろん、まだ課題もあります。

1. まだ規模が小さい

現在の時価総額は約7,660万ドルで、テザー(USDT)の1,740億ドルに比べればまだまだこれからです。

ただし、2025年11月にはドイツ取引所(Deutsche Börse)がEURCVを欧州最大の取引所インフラに統合すると発表するなど、機関投資家の採用は着実に進んでいます。

2. イーサリアムの手数料問題

イーサリアムのネットワークが混雑すると、取引手数料(ガス代)が高騰することがあります。これは今後、レイヤー2技術やソラナ・ステラなどの代替チェーンの活用で解決が期待されています。

3. 流動性の確保

2025年11月には、大手DeFi取引プラットフォーム1inchがEURCVスワップをFlowdesk経由で統合し、5万ユーロ以下の取引でゼロスリッページを実現しました。こうした取り組みで流動性は徐々に改善しています。

EURCVの今後の展開

2026年後半〜2027年の予定

  • 参加銀行の拡大(現在の数倍に)
  • 取引量の段階的増加
  • 他のユースケース(貿易決済、給与支払いなど)の追加
  • 2026年にはトークン化されたマネーマーケットファンドを担保として活用する計画も

他の銀行も追随

2026年後半には、以下の銀行も独自のユーロステーブルコインを発表予定です:

  • ING(オランダ)
  • UniCredit(イタリア)
  • Danske Bank(デンマーク)

SWIFTの大きな野望

2025年9月、SWIFTは30以上の世界的な銀行とともに、ブロックチェーンベースの共有デジタル台帳を開発するプロジェクトを発表しました。初期目標は、リアルタイムの24時間365日対応の国境を越えた支払いです。

他のプロジェクトには、UBS Asset Management、Chainlink、Citi、HSBC、Ant International、Northern Trust、オーストラリア準備銀行との協力も含まれています。

まとめ:2026年は「銀行系ステーブルコイン」の元年

今回のソシエテ・ジェネラルとSWIFTの実験は、単なるテストではありません。伝統的な銀行業界と仮想通貨の世界が本格的に融合し始めた歴史的な瞬間です。

重要なポイント:

  • EURCVは欧州初のMiCA準拠、SWIFT連携可能なステーブルコイン
  • 銀行は既存システムを使いながらブロックチェーンの恩恵を受けられる
  • 国際送金が「数日」から「数分」に短縮、24時間365日対応に
  • DvP決済により取引リスクがゼロに
  • 他の大手銀行も2026年後半に独自ステーブルコインを発表予定

今回のパイロットプログラムは、

規制されたステーブルコイン(EURCV)

SWIFTのオーケストレーション

ISO 20022統合

を組み合わせることで、現在の銀行接続を維持しながら、トークンベースの証券の実世界の発行および決済フローをサポートできることを確認しました。